フランス留学生によるフランス留学のメリットデメリット〜どこよりも詳細にお伝えします〜

Bonjour!フランスのESSEC business schoolに留学しているふぅです!

留学から2ヶ月がたち慣れてきたかと思いきや、課題とか付き合いとかで来た時より忙しくなっています
(それに付随して自炊がだんだん雑になってきています...)

 

さて、今日のテーマは「フランス」留学について

私は正直「フランス」に魅力を感じてこの留学先に来たわけではないので、くる前はあまり意識していなかったのですが、実際に来ることで見えてきたメリットデメリットがあるので紹介していきます!
よく言われるヨーロッパの中心だから旅行にいきやすい!などに加えて、来てから知った小さなことまで詳細に書いていきます〜

 

他のメンバーによる、フランスでの生活の記事はこちらをどうぞ

 

メリット

芸術や食、ファッションなどの最先端に触れることができる

 

ルーブル美術館!パリコレ!フランス料理!
フランスと言われればこのようなイメージがあるのではないでしょうか?
交換留学の場合は専門の学業がメインにはなりますが、時間がある土日などに他の分野に触れるために色々訪れることができます!

かく言う私も休日を使ってパリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)の生徒の公演を無料でみに行くことができました!
「人に見てもらうことは学生にとってもいいことだ」との考えから一般公開していることもあるんです
ちなみにこの学校は「のだめカンタービレ」でのだめたちが留学した学校としても知られています!

他にも食品の見本市などもよくやっており、私もサロン・デュ・ショコラというチョコレートの大きな見本市でたくさん美味しいチョコを食べました

のだめカンタービレにも出てきたパリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)のコンサートを休日に鑑賞
パリ国立高等音楽院での一枚

 

ヨーロッパ中を旅行しやすい

 

よく言われるけれどやっぱり大きなメリットです!

めっちゃ時期によるので参考程度になりますが、イギリスまでバスで片道30€、ベルギーまで15€、イタリアまで45€などなどバスを使うと安く移動できます(移動時間が長いのは注意)

ESSECの場合はシャルル・ド・ゴール空港までバスで一本なので飛行機でも出かけやすいです!

 

多様な文化と触れ合える

 

フランスはユネスコの調査によると、毎年外国人留学生受け入れ数トップ5に入る、留学生が多数いる国です。
私の授業にも20カ国ほどからくる留学生がいて、色々な文化の違いが分かり楽しいです

加えて、2018年に高等教育への外国人留学生数を2027年までに現在の約32万人から50万人へ大幅に増加させる計画が発表されたのでこれから増えるのではないかと思います!

 

あとは居住者の国籍も様々なところも感じます!

電車に乗っているとたくさんの人種の方が乗っていることに気がつきます。

 

学生に優しい

 

学割がいたるところにあり、学生に優しい国だと私は感じます

特に大きいのは、対象となる学校の学生であれば、美術館や博物館の入場料に学割が適用されます!

例えば、ルーブル美術館やベルサイユ宮殿など、人気の施設が無料で入れてしまうんです。
ただ、細かい規定があったり、ベルサイユ宮殿でも庭園に入るにはお金が必要だったりと注意が必要です

他に私が利用している学割といえば、

フランスの国鉄SNCFの学割(学生というより、27歳以下)、CARTE JEUNE(カルトジュンヌ)です。フランスの新幹線がだいたい30%OFFで買えます!

演劇サーカスを見ようと思った時も学割がある場合があります

 

そして、学生には住宅の補助が出るんです!
CAFというフランスの住宅補助制度があり、留学生でも申請したらお金を減額してもらえます

ふらっとルーブル美術館に寄れるのもフランス留学の強み
暇だし、ルーブル美術館でも寄っていくか〜が可能。 贅沢

 

パリ周辺が移動し放題!

 

学生に優しいとも被りますが、こっちの学生定期であるimagineR(2019.11月現在、年間で342€)を買うと、イルド・フランス地域内のメトロ、バス、RERが乗り放題です!
イルド・フランス地域はパリ周辺で有名なところはほぼ網羅しているので、旅行以外なら日常的に交通費を払わなくて大丈夫です

ただ、注意点としてはこれは一年契約なので半期の留学の人はnavigoという他の制度を利用することになります

 

デメリット

フランス語ができないと大変

 

何と言ってもフランス国内はフランス語なので、できないと困ります。
特にトラブルにあった時に対応がフランス語なので、誰かに頼まないと処理できない場合も..
例えばATMからカードが出てこない!や、荷物が届かない!などフランス語で電話しないといけない場合は特に問題です

加えて、色々な機会に参加できないことは大きなデメリットかと思います。
留学を通じて課外活動をしようと思っていたのですが、フランス語ができないせいで挑戦ができないことが多いです。

ただ、デメリットに書きながらも、実際パリなどは英語が通じることが多いです。
フランスのカードを無くした時も英語で対応してくれるところもありました〜

 

治安が悪い

 

フランス、特にパリ周辺は治安が悪いと言われています。スリなども多発
女性の場合は夜出歩きにくいのは、夜景が綺麗なのにも関わらず残念です。

 

 

インフラが弱い

 

・ストライキがよくある!!

私が留学している10,11月にストライキがたくさんあり、ひどい時はいつも使っている駅が3日間閉鎖しました。笑

いつもなら電車で乗り継ぎ1回で移動時間1時間というような場所から帰るのに、乗り換え4回移動時間3時間かけて帰ることがざらでとっても悲しいです

しかも2019年12月5日からRER、メトロ、バスのほとんどが無期限ストライキに入ると聞き、本当に焦っています
大阪で言うところの、阪急とJRとバスと地下鉄が動かない状況です。

私はあまりイライラする前にまあいっか〜と思うタイプなのですが、こればかりはイライラします。笑

 

・電波が悪い


私は、日本の時に調べてたくさんの日本人がおすすめしているfree社のsimを使っていますが、何と言っても電波が悪い。
free社は安いので電波があまり良くないという声もあるものではありますが、聞くところによると他の会社でも特にメトロなどでは電波が悪いとのこと

圏外ざらです。
買い物中に圏外になられると翻訳機が使えないので、何かわからないけど買う。ということによくなります

私の場合中心地から離れているところに住んでいるので、移動時間が長く、電車の中で携帯を触りたいものですが、通じません。
kindle読もうと思っていたのですが、揺れすぎて酔います(個人差あり。私以外酔う人あったことないです)
結果移動中ずっと物思いに耽っています。
で、物思い耽りすぎて病みそうになったので、やめてボーーーーっとする技を身に付けました。

 

物価が高い

 

イメージにもあるかもしれませんが、物価が高いです。

友達とディナーとなると一番安いメニューを頼み続けても20€以上はしています。
フランスは一品だけ頼むことが少ないのも影響していると思います

ちなみにラーメン15€とかです。高いです!!でも食べてしまう...

ただ、パンやチーズなど日本より安いものもちゃんとあります

ご飯は少し高いけど、やっぱり本場の料理がおいしいのもフランス留学の醍醐味
牛ほほ肉の赤ワイン煮込み。 値段ははるがやっぱり美味しい!

 

その他

 

メリット・デメリットではないが生活する中で感じることです

フランス人について

 

フランス人は冷たいとよく言われます。個人主義であまり他人に干渉しないからそう言われているのかと思います。ただ、当たり前ですが人によります

私はATMでなぜかお金が出てこない時に隣のマダムが声をかけてくれ、フランス語で電話をしてくれました。ストライキで戸惑っている時、英語で話しかけてくれて状況を説明、次にすべき行動まで教えてくれました。

人の優しさに触れて泣きそうになってしまいました。

 

手続きについて

 

フランスは手続きが遅いです。
なぜか銀行口座開設に2ヶ月とかかかる人もいます。
出したはずの書類を「受け取ってないからまた出して!」と言われるのはフランスあるあるだそう

めんどくさいな〜とは思うけれど、全てがうまくいかないという状況にいることができるおかげで、いい意味で人に期待しすぎることがなくなったなと思います

 

思ったよりおしゃれではない(かも)

 

パリはとってもおしゃれなイメージがあるかもしれませんが、実は汚くて臭いところもあります。
実際、思い描いていたパリのイメージが良すぎ、実際とのギャップが原因で適応障害に陥ることもあるそうで、パリ症候群という病名も存在しています。

ただ、キラキラしたイメージもあっていると思うのでそれほど落胆しないでください笑
物事には見えていない部分もあるということで。

留学中は綺麗なフランスの街並みが毎日見られます
それでもやっぱり街並みは綺麗

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

非英語圏なら必ず聞かれる「なんでその国にしたの?」

留学先を決めるとなると、表面的なメリットデメリットというよりは、自分が留学を通して何をしたいのかに基づいて留学先を決めると良いのではないかと私個人としては思います。

その上で、学びたいことできる中で国選びに迷っている!フランスに決まりそう!などあれば参考にしてもらえると嬉しいです

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

この記事を書いた人

ふぅ

経済学部2年生。フランスのESSECビジネススクールに留学予定。留学先ではマーケティングを筆頭に経営の知識を様々なバックグラウンドの人と一緒に幅広く学びたい。受験期から留学を希望し、合格の勢いそのまま留学を目指していた。人好きな人見知りなので留学先での人間関係をどう築くのかがが一番の試練。フランスへの留学を機に絵画に触れていきたいが絵は下手。

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