留学経験者がこれまでの英語学習を振り返ったりしてみる。

こんにちは!ライターのそまえもんです。

突然ですがみなさん、英語学習してますか?

おそらく、英語ができるようになりたい多くの人が悩むのが

 

「「「一体何をすればよいんだろう?」」」

 

ということだと思います。

 

 

今回は、フィリピンでの長期留学・海外企業でのインターンを経験した私が、

大学入学以降行ってきた英語学習を振り返り、その効果や問題点について紹介していきます。

みなさんの今後の英語学習の参考になれば幸いです!

 

 

1.留学前の取り組み

阪大の交換留学制度を利用するためには、最低限の英語力の証明として、外部試験のスコアが求められます。

TOEFLとIELTSのどちらかを受験する必要があるのですが、私は問題の解きやすさからIELTSを選択しました。

当時やっていた英語学習は主に2つです。

 

①IELTSの公式問題集・単語帳で勉強

【効果の実感】 ★☆☆☆☆
 【手軽さ】  ★★★☆☆
 【楽しさ】  ★☆☆☆☆

ごくごく普通の勉強法です。

問題形式に慣れ、頻出単語を覚えるために使用しました。
IELTSを実際に受ける人は絶対にやっておいた方が良いです。
ただし、当時の私の場合は、「単に問題を解く→回答チェック→終わり」の繰り返しで、非常に効率が悪かった気がします。

問題集を繰り返し解き、単語帳を何周も回す中で、自分の弱みを知り、弱点克服のために演習を積むというやり方ができれば、

必ず、IELTSのスコアアップにつながると思います!

取り組み方に工夫は必要ですが、IELTSを受けるなら必ず一度は触れておきたいです。

 

↓私が使用していた問題集&単語帳

 

 

②REALプログラムに参加

【効果の実感】 ★★★★★
 【手軽さ】  ★★★★☆
 【楽しさ】  ★★★★★

REALプログラムは、阪大生なら無料で参加できる完全英語開講の授業です!

IELTSの試験では「スピーキング」が求められます。

問題集だけでは、中々スピーキングの練習ができず、悩んでいたため、この授業に参加しました。

この授業では、開始から終了まで、リスニング、スピーキング、リーディングの3技能がフルで求められます。

授業内容も非常にためになるものばかりで、「日本語で学んでも価値があるなぁ」と感じるほどでした笑

また、留学経験者や留学予定の学生もたくさん在籍していて、留学に関する相談や情報共有ができたのも非常に良かったです。

週に1回の授業ですが、90分英語しゃべりっぱなしの高負荷な点と、一緒に頑張ってくれる仲間たちのおかげで

「英語を話す」ことに関する基礎はすべてここで身についた気がしています。

 

 

色々書きましたが、

当時「留学すれば英語できるようになるっしょ~」と完全舐めプだった私は、

あまり真面目に勉強していませんでした。

(もちろん留学すれば自動的に英語ができる、、なんてこともなく、現地で絶望していた時に書いた記事も今となっては懐かしい)

 

2.留学中の取り組み

舐めプだった私は、留学開始後に痛い目を見ます(笑)

「聞き取れない!話せない!通じない!!」のオンパレード。

焦って、とりあえず単語帳の勉強を始めました、、

 

①単語帳

【効果の実感】 ★★★☆☆
 【手軽さ】  ★★★★☆
 【楽しさ】  ★★☆☆☆

とりあえず、知らない単語が多すぎました。

授業でも、友達との会話でも、「音」自体は、慣れると聞き取れるのですが、

その単語が何を意味しているか分からないとなにも理解できません。

「とりあえず単語しよ!」

と、あまり深く考えずに単語を覚え始めました。

 

効果としては、めちゃめちゃ伸びたわけではないけど、効果はあった!という感じでした。

私は単に単語を覚えるのは苦手なので、日常会話で使えるフレーズや表現がたくさん載っている単語帳を使い、例文の音読を行っていました。

その結果、段々と「英語のレシピ」のようなものが分かってきて、次第に表現の幅が増えていきました!

 

↓当時使っていた単語帳

 

ただし、留学中に単語帳をやるのがめちゃめちゃオススメか?と聞かれるとそうとは言えないかもしれません。

 

・必ずしも単語帳の表現が直接日常で使えるとは限らない

単語帳に載っている単語をすべて覚えたとしても、なかなか「覚える→使える」とはなりません。

例えば、私は日常表現をメインに覚えていましたが、授業のディスカッションなどではほとんど使えませんでした。

大学の授業の単語が分からなければ、自分の専門分野のアカデミックな単語を覚えなければなりません。

英検に受かりたければ、英検の単語帳を覚えるのが一番効率良いし、

ビジネス表現を覚えたいなら職場で使われる英語を覚える必要があります。

単語帳は、「自分がどんな英語を話したいか」や「何のためにインプットを行うのか」によって使い分けが必要だと感じました。

・モチベーションの維持が難しい!

単語や表現のインプットはとっっっっても大事です。

ただ、(少なくとも私の場合は)なかなかモチベーションが続きません(笑)

中々覚えられないし、覚えた!と思ったら忘れるし、、、

さらに、留学中となると、通常の学校の授業・課題などにも追われ、単語帳をやる時間エネルギーの捻出も難しくなります。

基本的にインプットは長期的・継続的に行わなければ、あまり意味がないです。

ルーティン化の仕組みを作ったり、一緒に頑張ってくれる仲間を見つけたり、ちょっとした工夫が必要になるなぁと思いました。

 

色々書きましたが、

「自分にはどんな英語が必要なのか」を理解し、モチベを維持できるならば、単語帳はある意味最強のインプットになると思います!

 

 

②とにかく誰かと話す

【効果の実感】 ★★★☆☆
 【手軽さ】  ★★★★☆
 【楽しさ】  ★★★★☆

当たり前のことですが、英語学習ではインプットに加えてアウトプットも重要となります。

もちろん日本語は通じないので、常に英語を話すことを求められる留学は、アウトプットには最適の場でした。

この機会を最大限に生かすため、積極的に友人とご飯や遊びに行きました!

 

この「人と話す」ことの良い点は、別に「英語の勉強のため」と意識しなくてもいいところです。

私はかなーーーりLazyな人間だったので、勉強とか意識せずにただ友人と楽しく過ごすだけで英語の練習になるのは最高でした笑

また、当時現地の語学学校でインターンをしていたため、業務上の会話でビジネス英語の練習もでき、とても良い経験になりました。

 

ただ、もちろん楽しいことばかりでもなく、友人との会話や会議の内容についていけなかったり、

話を振られてもパッと反応できなかったりがつらくて、「もう英語いいから一人になりたい・・」モードになることもありました。

留学中は、自分が思っている以上に様々なことが負担になるので、無理せず、頑張れる範囲で頑張ることが重要だなと感じました!

 

また、多くの場合、自分が間違った英語に対してのフィードバックがもらえないことにも注意です。

当たり前ですが、自分の英語を一言一句直してくれる人なんてほとんどいません。

アウトプットする中で常に客観的な視点で自分を見つめ、自分の間違いに気づいたり、上手く伝えられなかったところを後から調べたりすることが求められます。

そういった意味では、英語にそれほど慣れていなくて、話すことだけで頭がいっぱいになってしまうレベルの方には少し難しい方法かもしれません。

 

こんな感じで、留学中はのらりくらりと英語の勉強をしていました。

今振り返って思うのは、もっと日本でインプットしておけばよかったなぁということです。

留学前にしっかりインプットして、留学を実践の場にすることで、有意義な留学生活が送れると思います!

 

 

3.留学後の取り組み

帰国の飛行機内でのこと。

留学先でのたくさんの思い出に触れながら、ふと思いました。

 

「「え、わし、英語しゃべれないまま帰国してるんだけど!!?!?!?」」

 

自分の英語力に絶望した私は、今一度、自身の英語学習を見つめ直すことになります。

 

①英語の勉強法を学びなおす

【おすすめ度】 ★★★★★

多くの人が見落としている点だと思うのですが、そもそも正しい英語の勉強法って知っていますか?

中学1年生からずっと英語を習ってきているにもかかわらず、「英語の正しい習得方法」ってほとんどの人は習ったことがないと思います。

留学から帰ってきた私も、もちろんそのうちの一人でした。

知らないなら、学べば良いということで、第二言語学習論に基づいた英語学習法についての本やネット記事などをあさりました。

いくつかの本や記事から、自分でもできそうな科学的に正しい英語学習法を見つけ、徐々に実践に移していきました。

(このとき学んだ内容などは今後また記事にして行けたらなと思ってます!お楽しみに。)

 

↓いろいろ読みましたが、一番端的にまとまっていて読みやすかったのがこちら

 

②YouTubeやNetflixを使った勉強

【効果の実感】 ★★★★☆
 【手軽さ】  ★★★★★
 【楽しさ】  ★★★★★

科学的に正しい「学び方」を学んだあとは、実践に移すのみです。

過去の経験から、英語の問題集や資格試験のテキストといった、いわゆる"教科書"的な勉強に向いていないことが分かっていたため、

教材そのものを身近で自分の好きなものに変えました。

それが、YouTubeとNetflixです。

全ての動画ではないのですが、この二つのサービスでは、多くの場合"英語字幕"が使用できます。

私は、この機能を使ってシャドーイングを行ったり、単語やその使い方を覚える勉強を始めました。

生の英語に触れる機会が少ない日本にいながらネイティブの発音や、彼らの使う自然な表現をインプットできるし、

なにより趣味の延長のような形で英語の勉強もできちゃう点が個人的にはめちゃめちゃおススメです!

 

③REALプログラムに参加

帰国後も同じようにプログラムに参加しました。

帰国後、自身の英語力の低さに絶望していましたが(笑)、久々に参加してみると、

「留学前に比べたら少しは成長したんだなぁ」と成長を感じることができました。

とはいっても、まだまだ自分の英語力には満足できていないので、これからもこのコミュニティにはお世話になりそうです!

それくらい良いコミュニティなので興味がある方は是非参加を検討してみてください!

 

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、留学前から留学後の取り組みまで、私がこれまでに行ってきた英語学習について説明してきました。

もちろんここで紹介した勉強法とその評価はあくまで私の個人的なものであって、この記事を読んでいる皆さん全員に当てはまるものではありません。

あくまで参考程度に、気になったものがあれば取り組んでみて、合わなかったら変えてみる。

そういった繰り返しの中で自分にぴったりの英語学習法を確立していってみてください!

それではまた、次の記事で!

 

 

 

この記事を書いた人

そまえもん

法学部3年生。フィリピンのデ・ラ・サール大学に交換留学予定。留学先では開発経済学と計量経済学を専攻予定。高校時に10日間の海外研修を経験した後、大学での留学に興味を持ち始める。小学生のころからバドミントン一筋でやってきたものの、体育会系からはかけ離れた性格の持ち主。最近は背中や肩、腰に違和感を覚えるなど、おじいちゃん化の進行が否めない。

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