ヴィーガンの話で涙するなんて思っていなかった話【後編】

こんにちは!オランダよりなつみです。

今回は、前回に引き続きVegetarianやVeganにまつわる話で、特に私自身の考え方・心境の変化、感じたことなどに焦点を当てながらお話ししたいなと思っています!

 

ベジタリアン生活を始めるきっかけや、フェミニストミーティングの様子はこちらから↓
ヴィーガンの話で涙するなんて思っていなかった話【前編】


私が思ったこと、その後の生活

ミーティングにて人生最大の(良い意味での)ショックを受けた私は、その次の日からVegetarian生活を始めました。
実はミーティングに一緒に参加したVegetarianの友達と同じ寮に住んでいて、その子に影響を受けて、ミーティングに参加する前から肉・魚の量をなんとなく意識して減らすようにはしていました。
ですが、自分の中でまだ確固とした意思はなく、自分の行動を決定づける理由のようなものをはっきりと見つけられていなかったので、自分のことをVegetarianと呼んだり、肉や魚を完全に取り除いたりしているわけではありませんでした。

ですが、この日からは
・自分の食べるものが環境に及ぼす負荷を軽減する
・動物を苦しめたくない
という理由から自分がVegetarianであると公言し、行動するようになりました。

私のこの理由に基づくと、Veganになるのが適切だと思います。
しかし、20年間続けてきた食生活を急に大きく変えてしまうのは体への負荷が重いと考え、まずはVegetarianから始めてみることにしました。
しかも、(これはVegetarian生活を始めてから気づいたことなのですが)VegetarianやVeganになるためには、栄養に対する知識を身につけることがとても大事です。なぜかというと、肉や魚、卵など今まで食べていたものから摂取していた栄養素を他から補わなければいけないからです。

Vegetarianになってから、今まで注意をあまり払ってこなかった、商品のパッケージの裏側をみて、この商品には何が使われていて、どんな栄養素が含まれているのか、ということを考えるようになりました。
実家暮らしで、今まで母が作ってくれる料理をただ食べていた自分が、自分が体に入れるものに大分注意を払って、今まで以上に栄養バランスを考えるようになりました。

 

“You are what you eat”

私はこの言葉が好きなのですが、自分が食べるものに注意を払うことは、自分の体のことをもっと真剣に考え、向き合うきっかけをくれたと思います。
そうして日々、栄養学の知識をググって、環境と動物と自分の体に優しい生活をしようとしているところですが、まだまだ知識不足を感じるので、安易にVeganに転身するのはベストではないなと思ったのが、とりあえずVegetarianから始めてみたもう一つの理由です。

でも将来はVeganになることがそこまで難しくない社会が整って、 Veganを実践することができたらいいなと思っています(^^)

 

Vegetarian生活、1ヶ月半経過

Vegetarianを始めて、1ヶ月半ほど経ちました。
また、できるところはVeganに近づけようとはしています。
一番簡単なところでいうと、牛乳を豆乳・アーモンドミルク・オートミルクなどで代替しています!

Veganマーク
この前飲んだアーモンドミルクのパッケージにあったVeganマーク

 

マヨネーズのVegetarianマーク
私の使っているマヨネーズにはVegetarianマーク

ブランドによって味がかなり違うので一概には言い切れませんが、今はオートミルクがお気に入りです(^^)

そしてVegetarian生活1ヶ月半後の感想はというと、予想していたほどは難しくありませんでした。
しかし、肉や魚が味として大好きだった私は、正直それが恋しくなるときもあります。
でも、前述の通り、Vegetarian・Veganに優しい社会のオランダや、たくさんのVegetarian・Veganの友達に囲まれて生活することで、今のところ続けることができています。
逆に言うと、今私がVegetarianを続けられている理由として周りの環境が本当に大きいと思います。

 

そこで私がじわじわと気づいてきているのは、「交換留学、いつかは終わりがくる問題」
すなわち、あと3ヶ月で日本に戻るという現実!!
今まで、知り合いにVegetarian・Veganの人がいた経験がなく、肉や魚が日本での食事に多く使われていることを考えると、本当にこのままVegetarian生活を続けていけるのだろうか、不安になりました。

そのことをVeganの友達に話したのですが、そうすると彼女は、
「環境への負荷という点で言うと、一人の人間が週に一度だけ肉を食べるのと全く食べないのでは、おそらくそんなに大した違いはないと思う。だから、どうしても状況的に無理だったり、どうしても食べたくなった時はそんなに自分を追い込んで苦しめる必要はないよ、食べてもいい。私がすごく問題だと思うのは、肉を食べることがどんな影響を環境に対して及ぼすのかを知らず、知ろうともしないで、もはや無意識のうちにお肉を毎食食べてるような人がたくさんいること。
と私に話してくれました。

彼女の言葉にも現れているように、これは0か10かの議論にすべきではないと私は思います。
「Vegetarian ・Vegan/肉食」が、「正しい/間違っている」という二項対立は建設的ではありません。
実際、私の友達のVegetarian・Veganの人で、 Vegetarian・Vegan出ない人を攻撃したり非難したりする人は一人もいません。
もちろん菜食が体質的に不可能だったり、金銭的な理由でしたくても実践できない人もいると思います。
ほとんど全てのVegetarian・Veganの人が肉・魚を食べてきた時代を経ているからこそ、Vegetarian・Veganになることへの不安・難しさに理解を示し、個々人の生き方を尊重してくれます。

 

また、自分が普段口にしているものについての現実を知ったうえで、何を食べて何を食べないのか、決めるのは個人の自由であると私も思います。
とにかく、私は友達からこの言葉をかけてもらって、大分気分が軽くなりました。
こうして心理的ハードルを下げて、より多くの人がこの問題について考えるまたは参加しやすい環境を整えることが大事なのだと感じます。

そのような取り組みやすい活動として、今Flexitarian(Flexible+Vegetarian)というものが注目されているそうです!
簡単に言うと、「柔軟なベジタリアン」
具体的には、週末だけ肉・魚を食べる(肉・魚を食べる回数を減らす)、外食などでどうしても取り除けない場合だけ食べるなどが該当するようで、大分多くの人が気軽に取り組めそうだなと思いました。

 

まとめ

今回は、ミーティングがきっかけで食生活を変えてみようという気にまで至った私の気持ちを書き出してみました!
自分の頭で物事を考え、自分が正しいと信じる道を生きる大切さを、留学を通してたくさんの人から学んでいるなと実感する日々です。
私もまだまだ知らないことだらけですが、いろんなことを考えるのをやめずに、自分なりの答えを見つけていきたいと思っています。

ちなみに、ブログメンバーの一員でデンマークのコペンハーゲン大学に現在留学中のつっきーも私と同じような心境をつづっていました。
共感する点がたくさんあったので、彼女のnoteも併せて覗いてみてください~

 

最後に、ミーティング時にもらったカードをシェアするので、興味のある方はチェックしてみてください!(^^)

関連したInstagramアカウント
groningen_free_activists


今回もお付き合いいただきありがとうございました!

前編はこちらから!↓
ヴィーガンの話で涙するなんて思っていなかった話【前編】

 

Doei doei!

なつみ

この記事を書いた人

なつみ

法学部4年生。オランダ、グローニンゲン大学にて1年の交換留学中。留学先の授業では国際関係学が中心だが興味の幅は広く、平和構築・難民移民・マイノリティ・フェミニズムなどの問題についても人権先進国のオランダで学びたいと思っている。食べること、特に甘いものが大好きで、お気に入りのカフェでお茶をしている時に幸せを感じる。

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