コペンハーゲンの学生寮〈第一弾〉~争奪戦に負けて月8万円のルームシェアをした話~
Hej!デンマークのコペンハーゲン大学に留学中のしぃぽんです🐤
ついに2月に入り新学期が始まりました~!
留学前半期に一番仲良くしてくれてたオランダ人や中国人の友達が半期留学を終えて帰国してしまったため、友達作らなあかん!!って焦りと不安でいっぱいでしたが、なんとか戦略をたてて無事友達ができました。
しかし授業は相変わらず大変です、、、
さて、実は、新学期から学生寮を変えました。(急に)
このブログの他のメンバーであるなつみのオランダでの寮の記事を読んで、
結構寮で困る人多いのかもしれないと思ったので書きます!!
以前私の記事「コペンハーゲン大学留学 ~空港に着いたらすぐにやるべきこと①寮の鍵の受け取り編~ 」の中でも軽く紹介したんですが、
前の寮も
「きれいで~、ルームメイトともやっていけそう!」
など部屋や生活に対する不満はありませんでした。
ただ一つ!値段を除いて!!!
なんとルームシェアにも関わらず、月8万円するんです(´;ω;`)
(大阪大学の近くだったらどんだけいい部屋に住めるんや。。。)
それは、寮の予約の際の「争奪戦」に負けたから。
大金と留学生活の拠り所が絡む大事な寮予約に関する情報だからこそ、より多く提供したいので、
最初の寮予約から、後期に寮を変えるまでの一連の話を、【第一弾】と【第二弾】の2回にわけてお話ししたいと思います。(かなり詳しく書いているので、他大学に留学予定の人は参考程度にさらっと読んでください。)
【第二弾】の最後に16個ある学生寮の中からおすすめの寮を紹介するので、コペンの留学が決まっている人は要確認!!
今回は最初の寮予約の失敗の様子をお伝えします!!
コペンハーゲン大学留学における寮選び【第一弾】~争奪戦に負けて月8万円のルームシェア生活をした人の話~
もくじ(*クリックでジャンプ)
留学前の寮予約の様子
寮予約に潜む罠1
リンクがメールで送られてきたら「争奪戦」
以前のブログでも触れましたが、Housing Foundationという
コペンハーゲン大学の寮を扱う機関があるんですが、そこからメールで、6月中旬に
Ocean Flowという、寮の予約や支払いができるウェブサイトのリンクが留学生に一斉に送られ、
争奪戦開始!寮を予約するわけです。
一斉に留学生がリンクに入るのですが、システム上、一度に入れる人数がかぎられているので、
「○○人待ち」と表示され、クリックしてからログイン画面に移行するまでに待ち時間が発生します。
送られてくる日はあらかじめ知らされるのですが、時間は不明。
最近聞きにいったところ、デンマーク時間の午後一時以降だと言っていました。
日本時間だと夜ですね~
忘れもしない、6月20日午後10時47分。
午後8時ぐらいからずっとパソコンに待機し、更新し続け、
メールが届いたこの瞬間に、
うおおおおおおおお来たあああああああ!!
って感じで(笑)、猛烈なスピードでリンクをクリックしたんです。
記憶が定かでないのですが、画面に「300人待ち」のと「入るまで2時間かかる」との文字が。
本当に寸秒の差で何百人と競うことになるので、パソコン前待機&更新は必須です。
ほんで、あと30分~みたいなとき、に事件。
夜行バスのWiFiの真実
実はこの日、デンマーク大使館に行ってビザ申請した帰りの夜行バスの中だったんです。
リンクが送られてくる日付けを3日前に知り、すでにビザ申請日と往復の夜行バスを予約した後でした。
やらかした。と思ったらなんと夜行バスにWiFiがついていると知る。
乗り物酔いが激しい私でしたが、寮の予約のためならそんなこといっとられんわ!!って感じで
酔いに耐えながら(←酔い止め飲めよ)、バスのWiFiを使ってパソコンで今か今かと待っていました。
そして事件。なんとあと30分ってところで、
WiFiが突然切れたんです!!!
ちょっえっ!!??って思って顔上げると気づきました。
バスがサービスエリアに止まってたんです。
そういうシステムなのか~と若干の感心を挟みつつも、
急いでスマホから入りなおした時には
「700人待ち」の文字。
また3時間ぐらい待ち、車酔いで死にかけながら、やっと入れてIDとパスワード打ってログインしたときには
8万円のシェアルームが残った中で一番安く(それも残り1部屋)、それを選ばざるを得なかったわけです。
それ以外の部屋は10万円を超えてました。
争奪戦で負けると厳しい現実が待っているのです。
寮予約に潜む罠2
前に住んでた人が退去した直後から家賃が発生
現実はさらに厳しい。
私は大阪で一人暮らしをしているので、予約してから住むまでの手続きはなんとなくわかったつもりでした。
ここで、Housing Foundationが大っ嫌いになった一番の原因をお伝えします。
それは、家賃発生の時期が入居開始とは無関係であるということ!
日本では、入居日or入居月から家賃が発生することが多いと思いますが、
コペンハーゲン大学の寮では、
前に住んでた人が退去した直後から家賃が発生するんです。
問答無用。
今ログインしてみてみると、現在空いている部屋が枠の中に表示されています。
一番左の項目が、Contract(=契約)開始日です。この日から家賃を払う必要があるということです。
見たらわかりますが、部屋ごとに開始時期は大幅に違うんです。
例え月額が安くても、契約期間が一か月早ければ、一か月無駄に払わなければいけないという
なんともいじわるなシステム。。。
私が最初に払った額
私の場合、残りの他の部屋が圧倒的に高かったので、月8万円のシェアルームを選びましたが、
その契約開始時期がなんと2018年6月20日。留学生活は2018年8月22日に開始。
なので、約2か月分の家賃(16万円)、
私の効用を一切あげることのない消費財に大金を払ったのです。
しかも、寮予約日は6月20日で、すでに契約がスタートし、
「家賃2.5か月分(約20万円)」+「デポジット(退去後に返金)8000DKK(約13万7600円)」で、
「合計33万7600円を3日以内に払ってください」
とのメッセージが。(表示はDKKですが。)
決まった海外留学奨学金の準備支度金が7月上旬に振り込まれる予定だったので、それまで払えず、
いつのまにか「Rate Payment」なるものが270DKK(約4700円)加えられ、
7月上旬になんとか最初の支払いを済ませる事が出来ました。
まとめ
私が留学前の寮を予約する経験を通じて感じたのは、
1.留学前はまとまったお金が必要
2.情報は金なり
ってことです。
1は、今回の記事を通してわかっていただけたと思いますが、
今すぐに大金を支払わなければならない予想外の状況があります。
家賃も月ごとの支払いではなく、3ヶ月毎に払わなければならないこともあります。
家賃以外にも高額の出費が留学前にはあるので、そのためにも、貯金する又は準備金のある奨学金を獲得するなど
まとまったお金を用意する必要があることを頭に入れておいてほしいです。
留学前の具体的な出費内容についてはなのはの
お金がないから留学できない?交換留学にかかる費用まとめ【留学準備編】
奨学金に関しては、準備金も支給されるトビタテについての記事
『トビタテ!留学JAPAN』の奨学金って? メリット・デメリットを徹底解説!【前編】
を参考にしてみてください。
2に関して、
留学が始まって、「寮予約のリンクが送られてくる日を知らなかった」という人に何人か出会いました。
そういう人は、10万円越えのシェアルームなど、かなり条件の悪い部屋に住んでいるのが現状。
私は、同じ大阪大学からコペンハーゲン大学に同時期に交換留学するメンバーでLINEグループを作り、情報を交換し合っていました。
なので、情報を見逃していても、メンバーからの情報でなんとか3日前に知ることができたのです(実は)。
リンクが送られる瞬間も、「今来たよ!」って連絡し合いました。
(メールが届く時間は他の人と2~3分のラグがあったことが判明。)
たった一つの情報の有無の差で、払う額がかなり違うなんてことは、大いにありえます。
なので、留学生活で情報交換はとても大事です。
そんなときに最も確実且つ有用な情報交換ができるのが、同じく交換留学している日本人だと私は思います。
ボストンキャリアフォーラムなども日本人留学生特有の情報ですので、他の国の留学生はもはや知りません。
ちなみに私は、同時期に交換留学でコペンにきてた他大学の学生から、コペンでインターンできる会社を紹介してもらい、機会が広がりました。
語学力向上のみを目的とした留学でない限り、留学中に絶対に日本人とはつるまないぞ!!って決めるのは、大事な機会を逃す危険があるかもしれません。
長くなりましたが、最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
次の記事「コペンハーゲン大学留学における寮生活【第二弾】~途中で寮を変えるときに住むところがなくなった人の話~」も近々公開予定です。
お楽しみに!!
▼前期に住んでいた寮の様子はこちらの記事からどうぞ〜
Hej Hej~
しぃぽん🐤